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第32回日本心臓核医学会総会・学術大会

会長挨拶

ご挨拶

第32回日本心臓核医学会総会・学術大会 会長
近森 大志郎(東京医科大学 循環器内科学分野 主任教授)

 心臓核医学には50年以上の歴史がありますが、その中心として心筋血流評価が挙げられます。すなわち、心臓の機能的評価に基づく虚血性心疾患の診断・層別化・予後予測などに多くのエビデンスを持ち、循環器疾患の日常臨床にはなくてはならない領域です。近年では、心不全や心筋症でも有用性が認められるばかりでなく、PET検査が心臓・大血管の炎症性疾患へも適応されて、この領域は更なる広がりをみせています。このため、本学会のテーマをDiversity in Nuclear Cardiologyとして、心臓核医学領域の最新のシンポジウム、セミナー、一般演題発表を予定しています。
 昨年から世界中に広がっている新型コロナ感染症のパンデミックにより、国内外の学会活動も大きく影響を受けています。パンデミック当初は中止せざるを得なかった学会もありましたが、徐々にWeb形式の活用によって研究発表・教育講演などが行われるようになっています。日本心臓核医学会についても第30回と第31回大会はWebinarでの開催となりました。2022年についての予想は難しいのですが、ワクチン接種等の対策によってコロナが制圧されることを期待しています。そして、従来のように先生方の研究成果について、face to faceでディスカッションできる学会を想定して開催準備を進めていますので宜しくお願い致します。

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